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映像制作における用語集:覚えておくと便利な専門用語100選
9月 12, 2026 ・ 映像制作
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映像制作における用語集:覚えておくと便利な専門用語100選

映像制作の現場では、撮影・編集・配信のそれぞれの工程で、独特の専門用語が使われます。
知らないままでは、外部の制作会社とのやり取りや、編集ソフトのマニュアルを読む際につまずきやすくなります。
この記事では、撮影用語・編集用語・配信用語の3つに分けて、現場でよく使われる100の専門用語を、実務での意味とあわせてまとめます。

撮影用語

  • DSLRカメラ:交換レンズが使える一眼レフカメラです。高画質な撮影が可能で、レンズ交換によって表現の幅を広げられます
  • ミラーレスカメラ:ミラー機構を持たない、コンパクトな一眼カメラです。動画撮影に強い機種が多く選ばれています
  • ジンバル:カメラの揺れを電動で抑えるスタビライザーです。歩きながらの撮影でも、滑らかな映像になります
  • NDフィルター:レンズに装着して光量を減らすフィルターです。明るい環境でも、絞りやシャッタースピードを開放的な設定に保てます
  • マットボックス:レンズ前に装着するフードとフィルターホルダーの複合機材です。ND・偏光フィルターなどを重ねて使う際に活用します
  • ショットガンマイク:指向性が強く、狙った方向の音を拾うマイクです。カメラ上部やブームポールに取り付けて使います
  • ラベリアマイク(ピンマイク):出演者の胸元に装着する小型マイクです。声をクリアに収録できます
  • ホワイトバランス:白を白く写すための色温度調整です。光源の色味のズレを補正します
  • シャッタースピード:1フレームを撮影する時間の長さです。値によって、被写体のブレ方が変わります
  • 180度シャッタールール:シャッタースピードをフレームレートの2倍にする、映像撮影の基本の考え方です。自然なモーションブラーが得られます
  • ISO感度:光に対するカメラセンサーの感度です。上げるほど暗所でも明るく撮れますが、ノイズが増えます
  • 絞り(F値):レンズの開口の広さを表す数値です。値が小さいほど、背景がぼけやすくなります
  • 被写界深度:ピントが合って見える範囲の深さです。浅いと背景が大きくぼけ、深いと全体にピントが合います
  • 焦点距離:レンズの中心からセンサーまでの距離を表す数値で、写る範囲や遠近感を左右します
  • 広角レンズ:焦点距離が短く、広い範囲を写せるレンズです。遠近感が強調されます
  • 望遠レンズ:焦点距離が長く、遠くの被写体を大きく写せるレンズです。奥行きが圧縮されて見えます
  • 標準レンズ:人の目で見た印象に近い画角で写せるレンズです
  • フレームレート:1秒間に記録される静止画(コマ)の数です。値が高いほど、滑らかな動きになります
  • パン・チルト:カメラを固定したまま左右に振るのが「パン」、上下に振るのが「チルト」です
  • ドリー:カメラそのものを台車などで前後・左右に移動させるカメラワークです
  • フォーカスプル:撮影中に、ピントの位置を意図的に移動させる技法です
  • POV(視点ショット):登場人物の目線に近いカメラワークで、主観的な臨場感を演出します
  • ハイアングル・ローアングル:被写体を見下ろす撮り方が「ハイアングル」、見上げる撮り方が「ローアングル」です
  • ロングテイク:カットを割らず、長時間撮り続ける撮影方法です
  • 三分割法:画面を縦横3分割し、その交点や線上に被写体を配置する構図の基本です
  • 黄金比:三分割法よりも中央寄りの比率で被写体を配置する、バランスの取れた構図の考え方です
  • リーディングライン:道や線を利用して、視聴者の視線を意図した場所へ誘導する構図テクニックです
  • ルッキングルーム:被写体が向いている方向に、余白のスペースを空ける構図の考え方です
  • 3点照明:主光源のキーライト、影を和らげるフィルライト、被写体の輪郭を出すバックライトを組み合わせた基本の照明手法です
  • ゴールデンアワー:日の出・日没前後の、光が柔らかく赤みを帯びる時間帯です。印象的な映像が撮りやすいとされています
  • 手ぶれ補正(OIS・IBIS):レンズ内で補正するOIS(光学式)と、センサー自体を動かして補正するIBIS(ボディ内蔵式)があります
  • タイムラプス:一定間隔で撮影したコマをつなぎ、時間の経過を早送りのように見せる撮影技法です
  • スローモーション:通常より多いフレーム数で撮影し、再生時にゆっくりとした動きに見せる撮影技法です
  • LOG撮影:映像の明暗差をできるだけ広く記録する撮影方式です。編集前提のフラットな見た目になります

編集用語

  • タイムライン:編集ソフト上で、映像・音声素材を時間軸に沿って並べて管理する作業領域です
  • キーフレーム:位置や不透明度などの数値を、特定のタイミングで記録するマーカーです
  • イージング(ベジェ補間):キーフレーム同士の変化に緩急をつけ、自然な動きを作る補間方法です
  • カラーグレーディング:映像の色味や雰囲気を意図的に調整し、世界観を演出する作業です
  • LUT(ルックアップテーブル):映像の色を変換するプリセットデータです
  • ノード:DaVinci Resolveなどで、色の調整処理を積み重ねていく単位です
  • クロマキー:グリーンスクリーンなどの単色背景を透明にし、別の映像と合成する技術です
  • レンダリング:編集データを1つの動画ファイルとして書き出す処理です
  • タイムコード:映像内の時間を正確に示す数値データで、フレーム単位の管理に使われます
  • オフライン編集(ラフ編集):本編集の前に行う、大まかな構成を組み立てる仮編集です
  • オンライン編集(本編集):ラフ編集をもとに、高解像度データで仕上げる最終的な編集作業です
  • プロキシ編集:重い撮影データを軽量なファイルに置き換えて行う編集方法です
  • イマジナリーライン(180度ルール):対話する2人や移動する被写体を結ぶ仮想の線で、カメラは片側からのみ撮影を続けるのが基本です
  • 30度ルール:同じ被写体をつなぐカットでは、カメラの角度を30度以上変えるという編集の基本ルールです
  • ジャンプカット:連続したショットの一部を飛ばしてつなぐ編集技法です。時間経過やテンポを演出できます
  • Lカット・Jカット:音声と映像の切り替わるタイミングをあえてずらす編集技法です
  • トランジション:カットとカットの間に入れる、場面転換の視覚効果です
  • セーフエリア:テロップなどの文字情報を収める、画面端から一定範囲内の安全な表示領域です
  • MA(Multi Audio):ナレーション・BGM・効果音を加え、音声を仕上げる作業です
  • EQ(イコライザー):音の周波数帯域ごとに音量を調整する処理です
  • コンプレッサー:音量の大小の差を圧縮し、聞きやすい音量にならす処理です
  • リバーブ:音に響きや残響を加え、空間らしさを演出する処理です
  • ダッキング:ナレーションなどの音声に合わせて、BGMの音量を自動的に下げる処理です
  • サイドチェイン:ある音の音量に連動して、別の音の音量を自動で下げる仕組みです
  • LUFS(ラウドネス値):人が実際に感じる音の大きさを表す指標です。配信先ごとに推奨値が異なります
  • アフレコ:映像が完成したあとに、セリフや音声を別録りして合わせる作業です
  • モーショングラフィックス:文字やイラストなどの静止素材に動きを加える映像表現です
  • Dynamic Link:After EffectsとPremiere Proを、書き出しなしで連携させるAdobeの機能です
  • 3DCG:3次元空間で作られるコンピューターグラフィックスです
  • オーサリング:完成した映像にメニューやチャプターを加え、メディア化する作業です
  • 完パケ:放送・配信・納品がそのまま可能な状態に仕上がった、完成データのことです
  • テロップ:画面に表示する文字情報で、話の内容理解を助ける役割があります
  • グラフィックボード(GPU):映像処理を担う演算装置で、編集・書き出しの速度に大きく影響します

配信用語

  • コーデック:映像・音声を圧縮(エンコード)・復元(デコード)する方式です。映像はH.264やAV1、音声はAACなどが代表的です
  • ビットレート:単位時間あたりのデータ量です。値が高いほど画質は良くなりますが、ファイルサイズも大きくなります
  • コンテナ形式:映像データと音声データを1つにまとめるファイル形式です。MP4やMOVなどが代表的です
  • 解像度:映像を構成する画素(ピクセル)の数です。フルHD(1920×1080)や4K(3840×2160)などがあります
  • アスペクト比:映像の縦横比です。横型は16:9、SNS向けの縦型は9:16が一般的です
  • エンコード:映像・音声データを、特定のコーデックで圧縮・変換する処理です
  • デコード:エンコードされたデータを、再生可能な状態に復元する処理です
  • トランスコード:ある形式のデータを、別のコーデックや解像度に変換し直す処理です
  • サムネイル:動画の内容を一目で伝える縮小画像で、視聴のきっかけになります
  • インプレッション:動画のサムネイルが視聴者の画面に表示された回数です
  • クリック率(CTR):インプレッションのうち、実際にクリックされた割合です。タイトルとサムネイルの訴求力を示す指標です
  • 視聴維持率:動画がどれだけ長く見続けられているかを示す割合です。値が高いほど、プラットフォーム側から評価されやすくなります
  • 平均視聴時間:1回の再生あたり、視聴者が動画を見続けた時間の平均値です
  • エンゲージメント:登録・コメント・シェアなど、視聴者の反応や関与度を示す指標です
  • リーチ:投稿やチャンネルが、どれだけの人数の目に触れたかを示す指標です
  • CPM:広告が1,000回表示されるごとに発生する、広告主側の費用を示す指標です
  • RPM:再生回数1,000回あたりの、クリエイターが実際に受け取る収益の指標です
  • アルゴリズム:どの動画をおすすめ・検索結果に表示するかを決める、プラットフォーム側の評価の仕組みです
  • SEO(検索エンジン最適化):検索結果やおすすめ表示で上位に出やすくするための工夫全般です
  • ストリーミング:データをダウンロードせず、逐次再生しながら視聴する配信方式です
  • VOD(ビデオ・オン・デマンド):視聴者が見たいタイミングで視聴できる、録画型の配信方式です
  • CDN(コンテンツデリバリーネットワーク):地理的に分散したサーバーを使い、視聴者に近い場所からデータを届けて配信を安定させる仕組みです
  • DRM(デジタル著作権管理):映像データを暗号化し、許可された環境でしか再生できないようにする著作権保護技術です
  • レイテンシ(配信遅延):撮影された映像が、視聴者の画面に表示されるまでの時間差です
  • スーパーチャット:ライブ配信中に、視聴者が金額を払ってコメントを目立たせる投げ銭機能です
  • チャプター:動画内の区切りにタイトルをつけ、任意の場面へジャンプできるようにする機能です
  • プレイリスト:複数の動画をまとめ、順番に再生できるようにするリストです
  • 埋め込み(エンベッド):動画を別のWebサイトやブログ上でそのまま再生できるようにする機能です
  • ハッシュタグ:投稿に付与し、同じタグの投稿をまとめて検索できるようにするラベルです
  • クローズドキャプション(字幕):音声内容を文字で表示する機能で、無音環境や聴覚に配慮した視聴を可能にします
  • メタデータ:動画自体には映らない、タイトル・説明文・タグといった付随情報です
  • アーカイブ配信:ライブ配信の内容を録画し、あとから視聴できる形で公開する配信方式です
  • マルチプラットフォーム配信:同じ映像を、複数のSNS・動画プラットフォームに同時に配信することです

用語集の使い方

この記事は、辞書のように必要な時に参照する使い方を想定しています。
撮影・編集・配信、それぞれの工程で聞き慣れない言葉に出会ったときは、このページに戻って確認してください。
用語そのものを覚えることが目的ではなく、現場でのやり取りや、編集ソフトの設定画面を迷わず理解できるようになることが、最終的な目的です。

まとめ

映像制作の専門用語は、撮影・編集・配信という3つの工程ごとに、それぞれ独自の体系を持っています。
すべてを一度に覚える必要はなく、実際の作業で出てきた用語から、その都度この用語集で確認していくのが実践的な使い方です。
用語の意味を正確に理解しておくことで、外部の制作会社やクライアントとのやり取りも、スムーズに進められるようになります。

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