
マイク選びで後悔しない:外付けマイクは本当に必要?
これまでの記事で、カメラ本体とレンズについて取り上げました。
今回は音声、「音声って重要?カメラについてるマイクじゃダメ?」という疑問について解説します。
はじめにお断りしておきますが、価格や仕様は変動します。
この記事の情報は執筆時点(2026年9月)で確認できた内容です。
購入前には最新の価格・仕様をご確認ください。
動画において音声が重要な理由
映像が多少見づらくても、視聴者は最後まで見てくれることがあります。
一方で、音声が聞き取りにくいと、そこで視聴をやめてしまう傾向があるとよく指摘されます。
映像と同じくらい、あるいはそれ以上に、音声の質は動画の印象を左右する要素です。
カメラ内蔵マイクの特徴
カメラやスマートフォンに内蔵されているマイクは、周囲の音を広く拾う設計になっていることが多く、話し手の声だけでなく、環境音も一緒に録音されやすい傾向があります。
また、カメラ本体からの操作音(オートフォーカスの駆動音など)を拾ってしまう場合もあります。
これらは、内蔵マイクの構造上、避けにくい特徴です。
外付けマイクの種類:オンカメラマイクとワイヤレスマイク
外付けマイクには、主に2つのタイプがあります。
- オンカメラマイク:カメラの上部(ホットシュー)に取り付け、カメラが向いている方向の音を拾うタイプです。ケーブルで接続するシンプルな仕組みで、設定に手間がかかりにくいのが特徴です
- ワイヤレスマイク(ピンマイク):話し手の胸元などに小型のマイクを取り付け、無線でカメラ側の受信機に音声を送るタイプです。話し手がカメラから離れたり、動き回ったりする撮影に向いています
それぞれ向いている撮影シーンが異なります。
3つの外付けマイクを紹介
①Sennheiser MKE 200
オンカメラタイプの指向性マイクです。
- 重量:約60g
- 特徴:スーパーカーディオイド(指向性)のマイクカプセルを搭載し、ウインドプロテクション(風防)とショックマウントを内蔵。デジタル一眼レフ、ミラーレス、モバイル機器に対応
- 参考価格:1万円台前半〜1万円台後半
Sennheiser MKE 200 の商品ページを見る →
②RODE VideoMicro II
超小型・軽量のオンカメラショットガンマイクです。
- 重量:24g(アイソレーションマウント込みで39g)
- 特徴:スーパーカーディオイドの指向性で、周波数特性は20Hz〜20kHz。ウィンドシールドやアイソレーションマウントなど付属品が充実しています
- 参考価格:1万円台前半
RODE VideoMicro II の商品ページを見る →
③Hollyland LARK M2
クリップで取り付けるワイヤレスマイクです。
- 重量:送信機(マイク本体)約9g
- 特徴:AIによる環境ノイズキャンセリング機能を搭載し、アプリでノイズキャンセリングの強さを調整可能。通信距離は最大300m、最大40時間の連続使用に対応し、USB接続でパソコンに直接つなぐこともできます
- 参考価格:1万4千円台〜(USB-C受信機とカメラ用受信機がセットになった構成の場合)
どれを選ぶべきか
3つのマイクは、価格帯としては大きくは変わりませんが、向いている撮影シーンが異なります。
- 話し手がカメラの前に固定されている撮影(インタビュー、商品レビューなど)には、オンカメラタイプ(Sennheiser MKE 200、RODE VideoMicro II)がシンプルで扱いやすいです
- 話し手がカメラから離れたり、店内を歩き回ったりする撮影には、ワイヤレスタイプ(Hollyland LARK M2)が向いています。カメラから離れても声を拾える分、撮影の自由度が上がります
お店紹介動画の例で考えると
これまでの記事で例に挙げている、飲食店の3分程度のお店紹介動画で考えてみます。
スタッフがレジ前など決まった場所でコメントする場合は、オンカメラマイクで十分に対応できます。
一方で、スタッフが店内を案内しながら話す構成にしたい場合は、ワイヤレスマイクがあると、動きながらでも声を拾いやすくなります。
まとめ
外付けマイクには、オンカメラタイプとワイヤレスタイプがあり、それぞれ向いている撮影シーンが異なります。
内蔵マイクでも撮影自体は可能ですが、話し手の声をよりクリアに録音したい場合は、外付けマイクの導入を検討する価値があります。
撮影したい内容に合わせて、どちらのタイプが向いているかを判断していただければと思います。