
初心者向け:最初の動画を成功させるコツ
これまでの記事で、企画から撮影、編集、公開までの流れを一通り取り上げてきました。
最後に、「自分が最初の作った映像は、ちゃんと作れているのかな…?見てもらえるのかな…?」という不安に答えていきます。
最初の動画がうまくいかないのは、あたりまえ
初めて作った動画が、思ったほど再生されなかったり、見返すと粗が気になったりすることは、珍しいことではありません。
多くの作り手が、最初の1本目でつまずいた経験を持っています。
以前の記事で、サムネイルやキーワードの選び方について、トライアンドエラーを重ねることの大切さをお伝えしました。
これは動画制作全体にも同じことがいえます。
最初の1本で完成させようとせず、まずは公開し、そこから学んでいくという姿勢が大切です。
よくある失敗①:機材・設定にこだわりすぎて完成しない
以前の記事でお伝えした通り、1本目の動画はスマートフォンからでも十分に始められます。
機材やカメラの設定にこだわりすぎるあまり、いつまでも撮影・編集に着手できない、あるいは完成しないというのは、初心者が陥りやすい失敗の1つです。
今の環境でできる範囲から、まずは完成させることを優先しましょう。
よくある失敗②:伝えたいことを詰め込みすぎる
以前の記事で、伝えたい印象を先に設計してから撮影・編集を進めることの大切さをお伝えしました。
あれもこれも伝えようとして情報を詰め込みすぎると、結局何を伝えたい動画なのかが分かりにくくなってしまいます。
1本の動画で伝えることは、絞り込んでおくことをおすすめします。
よくある失敗③:見返し・チェックを省略する
以前の記事で、撮影中の音声モニタリングや、公開前の再生確認についてお伝えしました。
時間が無いからといって、こうした確認作業を省略してしまうと、後から気づいても直せない失敗につながりやすくなります。
面倒に感じても、チェックの工程は省略しないことをおすすめします。
改善のポイント:数字を見て、次に活かす
動画を公開したら、再生回数だけでなく、視聴維持率(どこまで見られているか)や、どんな検索語で見つけられているかといったデータも確認してみましょう。
1本だけの結果で一喜一憂せず、何本か公開していく中で見えてくる傾向をつかむことが大切です。
うまくいかなかった部分は、次の動画で改善していけば十分です。
自分に向けてのマインド:とにかく行動する
ここまで、さまざまな知識や技術を紹介してきましたが、最後に一番大切なことをお伝えします。
それは、「とにかく行動する」ということです。
動画を撮りたいと思ったなら、撮ってみてください。
失敗は当たり前に起こるものです。
失敗したら、それを次に活かせばいいだけです。
考える時間が長くなるくらいなら、その分たくさん動画を作ってみてください。
スマートフォンでの動画制作を極めるのもよし、カメラを使った制作にステップアップするのもよし、編集ソフトをアップグレードして技術を高めるのもよし、どの道を選んでも構いません。
まずは最初の一歩を踏み出すことが、何よりも大切です。
クライアントに向けてのマインド:自分の作りたい映像より、求める効果
一方で、お客様(クライアント)のために動画を制作する場合は、少し違う視点が必要になります。
かっこいい映像、映える映像を作ればいい、というわけではありません。
大切なのは、クライアントが本当に求めている効果を得られる映像を作ることです。
売り上げを上げたいのか、集客を増やしたいのか、ブランディングを構築したいのか、あるいは社内のスタッフのモチベーションを上げたいのか。
クライアントが何を求めているのかを、しっかりヒアリングし、理解した上で、その結果に近づく映像を作ることが目的になります。
自分がかっこいいと思う映像を作ることが目的にならないよう、注意が必要です。
どこまでいっても、自分本位の映像にならないように気をつけることが、映像制作を仕事にしていく上で欠かせない心構えです。
お店紹介動画の例で考えると
これまでの記事で例に挙げてきた、飲食店の3分程度のお店紹介動画で考えてみます。
公開してすぐに大きな反応が無くても、落ち込む必要はありません。
アナリティクスで、どのあたりで視聴者が離れているか、どんな検索語で見つけられているかを確認し、次に作る動画(メニュー紹介やスタッフ紹介など)に活かしていきましょう。
また、もしこの動画をお客様から依頼されて作るとしたら、大切なのは「かっこいい映像が撮れたか」ではありません。
このお店が本当に求めているのは、来店客数を増やすことなのか、常連客との関係を深めることなのか、それによって作るべき映像の内容は変わってきます。
自分が作りたい映像ではなく、お店が求める結果につながる映像を作ることを、常に意識しておきましょう。
まとめ
最初の動画がうまくいかないのは、よくあることです。
機材へのこだわりすぎ、情報の詰め込みすぎ、チェックの省略といった、初心者が陥りやすい失敗を意識しつつ、公開後は数字を確認し、次の動画に活かしていきましょう。
自分自身のための動画制作では、とにかく行動し、たくさん作ることが何より大切です。
一方、クライアントのための動画制作では、かっこよさではなく、相手が本当に求めている効果を意識し、自分本位にならないことが欠かせません。
企画から公開まで、ここまでの内容を1つずつ実践していただければ、最初の動画は必ず完成させられます。