
コンバージョンとは?「成果」の定義と計測方法をわかりやすく解説
前回の記事(「PV・UU・セッションとは?基本指標の意味と違いをわかりやすく解説」)では、アクセス解析の基本指標について解説しました。
この記事では、これらの指標の先にある「コンバージョン」について、GA4での定義と計測方法を解説します。
コンバージョンとは何か:「成果」をどう定義するか
コンバージョンとは、ホームページを訪れたユーザーが起こした行動のうち、事業にとって「成果」と呼べるものを指します。
何をコンバージョンとするかは、サイトの目的によって異なります。
問い合わせフォームの送信、電話番号のタップ、資料請求、会員登録、商品の購入などが、代表的なコンバージョンの例です。
前回までの記事で解説してきたPVやセッションといった指標だけを見ていても、それらが実際の成果につながっているかどうかは分かりません。
コンバージョンを定義し、計測することで、初めて「どのページ・どの流入経路が、実際の成果に貢献しているか」を把握できるようになります。
GA4での呼び方:「キーイベント」との関係
かつてのGA4では、コンバージョンにあたる指標は「コンバージョン」という名称で呼ばれていました。
しかし、Google公式のヘルプによると、2024年3月25日から、この名称は「キーイベント」に変更されています。
名称が変更された理由について、公式ヘルプでは「Google広告とアナリティクスで『コンバージョン』という用語の定義を統一するため」と説明されています。
変更後は、Googleアナリティクス上で「ビジネスの成果にとって特に重要なアクション」を計測するものを「キーイベント」と呼び、そのキーイベントをもとに、Google広告と連携して作成される指標を「コンバージョン」と呼ぶ、という役割分担になりました。
アナリティクスとGoogle広告のアカウントが連携されていれば、キーイベントに基づいてGoogle広告側のコンバージョンを作成でき、両プラットフォーム間で指標が一貫した形で共有されます。
以前は同じ「コンバージョン」という言葉が、アナリティクスと広告で違う計算方法で使われていたため数値がずれる原因になっており、この名称整理によって混乱の解消が図られています。
キーイベントの設定方法
GA4では、任意のイベントを「キーイベント」としてマークすることで、コンバージョンとして計測できるようになります。
Google公式のヘルプによると、既存のイベントであれば、管理画面の「イベント」セクションから対象のイベントを選び、名前の横にあるアイコンを切り替えるだけでマークできます。
新しいイベントを作成する場合は、「イベントを作成」からイベント名を設定したうえで、「キーイベントとしてマークを付ける」の切り替えを有効にします。
「purchase(購入)」イベントは、Webサイト・アプリのどちらであっても、あらかじめ自動的にキーイベントとしてマークされています。
なお、キーイベントとして設定できる数には上限があり、公式ヘルプによると、標準のプロパティでは最大30個、上位版の「アナリティクス360」プロパティでは最大50個までとされています。
コンバージョンとして計測したい行動が複数ある場合は、この上限も踏まえ、本当に「成果」と呼べる行動に絞り込んで設定することが大切です。
おわりに
コンバージョンは、アクセス解析で得られる数字を「成果」と結びつけるための、最も重要な指標です。
GA4では「キーイベント」という名称に整理されており、事業にとって本当に重要な行動を選んで設定することで、SEO・MEOの取り組みが実際の成果につながっているかを確認できるようになります。
次の記事では、コンバージョンの手前で見るべき指標として、直帰率・滞在時間について解説します。
参考にした情報
- [GA4] Google アナリティクスのコンバージョンとキーイベントの違い(Google アナリティクス ヘルプ) https://support.google.com/analytics/answer/13965727?hl=ja
- イベントにキーイベントとしてマークを付ける(Google アナリティクス ヘルプ) https://support.google.com/analytics/answer/13128484?hl=ja